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仏画・掛軸・額装・拡大画像
阿弥陀来迎図 立像の阿弥陀が観音・勢至2尊を先侍にして飛来する図様。来迎図は浄土信仰を社会背景として、平安後期から室町前期にかけて製作された。仏画芸術のうちでは、その盛期からやがて衰退する過程に位置する図様である。
画法は製作された時代とともに推移するのが常であり、来迎図も、初期には赤線界線で造形・極彩色に彩色するが、やがて截金界線が加わる一方で彩色が減退し、終わりほとんど截金のみとなる。本例は、図像の界線には赤線が用いられ、肉調表現の彩色も見られるが、惣じて彩色は減退し、白の平板な効かしが目立つ。来迎図として盛期は過ぎているものの、末期には至らない位置にある(鎌倉時代)。
本品と同じ下図に基づいて製作した(或は本品を下図とした)刺繍阿弥陀三尊来迎図(南北朝時代)が奈良国立博物館収蔵品(平成20年6月平常展「仏教美術の名品」)にある。