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古筆・和歌切
伝足利義政筆 源信明歌。題箋に新しい書体で「東山殿義政書 源信明朝臣の歌」とある。新装時の付箋とみられるが、何がしかの根拠によるものであろう。本紙は縁に金泥・銀泥で桐そのほか2・3の花と唐草を描く紋様帯を廻らす。写経紙の転用か。技法・意匠は桃山時代まで下るものではなく、室町時代の所産と見る。源信明朝臣は三十六歌仙の一人。歌は「拾遺和歌集」巻13(恋3)787番「月のあかかりける夜、女のもとにつかはしける(源信明)恋しさはおなしこころにあらすとも 今夜の月を君みさらめや」である。「今夜」は原典では「今宵」である。